崇福寺形華瓶
平安時代9世紀頃の崇福寺形華瓶と呼ばれるものです。
かつて存在した大津京の鎮護のために創建されたとされる崇福寺跡から
多数この仏花器が発掘されたことから、この名で呼ばれるようになったそうです。
たいていどこか破損しており、
本品も例外ではありませんが、
小とくりとして実用できるものは希少です。
土臭はごくかすか。
画像の通り、高台脇から高台内にかけてニュウがあり、
当初数時間水を入れておくとわずかに1滴ほどしみ出しがあったので、
薄く樹脂をかけています。
それでも完全にとまっているわけではなく、12時間のテストではニュウ周辺が変色しています。
以上ご承知置きの上でのお求めお願いいたします。
なによりもこの形(なり)が良く、容量も約150ml入ります。
肩にかかった自然釉も見所のひとつです。
薄造りで堅く焼き締められた音がします。
高台かたつきますが、実用には支障ありません。
まさに数年に1点みるかどうかの御品です。
高さ 約10センチ前後
胴最大径 約8センチ前後
箱はありませんので、なにがしか包み裂をおつけします。
実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にない傷等ある場合があります。
サイズは前後と記載の通り、誤差を含みます。
時代産地は当方見解です。
追加画像