瀬戸塩笥盃。
江戸後期〜幕末ころと思われる瀬戸の塩笥です。
白磁を目指して制作されたものですが、半陶半磁のボディです。
追加画像の最後は「骨董屋の盃手帖」(平成21年淡交社刊 勝見充男氏著)
著者のあこがれの盃であったことが書かれています。
当方としてはこちらのほうが好みです。
ほとんど李朝のような肌、
すでにいくぶん貫入染みが広がりつつあります。
口縁周辺は無釉です。
本来は蓋があった調味料入れ的な物体だそうです。
口径 約5.3センチ前後
胴最大径 約6.5センチ前後
高さ 約5.7センチ前後
画像の古い箱がつきますが、合わせです。
高台畳付に傷あり。
実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、
画像と説明文にない傷等ある場合があります。
サイズは「前後」と記載の通り、多少の誤差を含みます。
時代産地は当方見解です。
現実的な現在の希少価値としては、
李朝の塩笥、唐津の盃より高いかと思います。
実物のほうがもうすこし赤みがあります。
腰のあたりに貫通していない薄いニュウがあります。
追加画像